酸ヶ湯温泉&古遠部温泉巡り@2013年末(7)

古遠部温泉は青森・秋田の県境にあります。元々、この辺には鉱山が多くあり、試掘の際に温泉を掘り当ててしまったというケースが少なからずあるようです。この温泉もその例に漏れず、試掘によって発見された温泉のようです。

丁度、読売が記事を出していました> これぞ秘湯、「トド寝」の湯…古遠部温泉

すごい山奥でこの先は道が終わっていますから、この車は湯治客のものです。結構な人数来てますね。 (この時期、宿泊の人は全員、JRで来ているとのことでした)

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人気の秘湯、というえらい矛盾したものが増えているなか、ここは宣伝もほとんどせず(自前のホームページすらない!)、主に口コミで知った客と、近隣からの湯治客で賑わっている温泉です。周囲の温泉宿が全て廃業してしまったなか、ここだけ生き残っているのは、ここの泉質が良いからでしょうか。唯一生存して、周囲の客を独占しているともいえますが、入湯料は安いし、宿泊も安く、小規模でそれほど儲かっているとも思えません。

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実際、廃業しかかったのですが、2012年に「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選ばれたこともあって、これを機に改装をして営業を続けているそうです。

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部屋はこんな感じです。この宿について古い記事を見ると、ネズミが出るとか、ボットン式便所だとか、部屋に鍵がないとか、散々な書かれ方をしていますが、今は改装されたので小綺麗になり、鍵も付いています。ただ、暖房が石油ストーブ1台だけってのは寒いなぁ・・・夜、これつけたまま寝るのは危なそうですしねぇ。(ストーブ付けずに寝たら、朝起きたときの屋内気温2度でした笑)

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さて、ここの名物である温泉に入ります。ここは入湯だけの客も多く来ており、夜遅くになるまではとても混んでいます。なので、中の写真は夜になってから・・・

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キターー!毎分500L自噴している温泉が湯船に注がれ、溢れたお湯が床に流れ出しています。このお湯が流れるところにゴロ寝をする、いわゆる「トド寝」がここの伝統です。早速、ベストポジションである湯船の右側をゲット!

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(続)