FLIR ONE for iOS Personal Thermal Imager

前から気になっていた「FLIR ONE for iOS Personal Thermal Imager」を購入しました。

放射熱(赤外線)を測定するカメラで、専用機だと30万くらいするのですが、スマホ用だと数万円で買うことが出来ます。(この辺にやたら詳しい上司によると、専用機は高いだけで機能面で全然大したことがないんだとのこと)

このカメラは第三世代のもので、第一世代はiPhoneケースにカメラが内蔵されたもの(機種変したらもう使用できない。ただし、iPhone5用なのでiPhoneSEでは使えるかも)、第二世代はLightning端子に直接つなぐもの、第三世代も同様にLightning端子に直接つなぐものなのですが、端子部分が改良されて端子の高さが調整できるようになり、iPhoneケースを付けていても、そのまま使えるようになり、大きく改善されました。

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現在使用しているiPhoneSEにつなぐとこのような感じになります。ICカード内蔵用のケースを使ってますが、デザインが丁度合っていて、専用品みたいです。

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今一歩なところは、カメラ動作のために別途電源が必要で、その充電をする端子がUSB-Cであること。USB-Cは妥当な選択だと思いますが、iPhone充電はLightning、FLIR ONE充電はUSB-Cという状況はなんとかしたいところですね。(Appleの方が問題なのは明らかですが)

試しにMacbook12インチ(第一世代)を撮ってみましょう。充電中&OS更新中に撮りましたが、中央にある基板が発熱していることが良くわかりますね。

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続いて、携帯などを充電する機器を置いている棚を撮ってみました。左上のGoogleスピーカー、中央のAnker USB ACアダプタ、左側のBuffaloのACアダプタの発熱がよくわかりますね。

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外に出てみましょう(これが本来の目的です笑)。今日の岡山市の最高気温は37度とのことですが、駅前にほど近いこの歩道では60.0度になっています!通りであっちぃーーーーわけです。

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すぐ脇の木陰はというと、43.3度。たったこれだけで、かなり変わるものなんですね。

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アスファルトが敷かれている車道はというと、56.9度。どうも、歩道より少し低いようです。歩道はタイルを敷いていることが暑さの原因なのでしょうか。

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近くの緑地帯はというと、42.5度。この数字が涼しいとは思いませんが、周囲に比べるとだいぶマシなのは間違いないようです。

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同じ歩道の上でも、材質や色によって熱さは大きく異なります。タイルの上ですと64.5度にもなっていますが、

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白線が引かれたところは温度が低く、56.6度になっています。

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隣の建物(病院)に入ってみましょう。入り口が38.7度で、既にだいぶ涼しいですね。

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中に入ると、30.7度。これくらいだと、だいぶ楽になってきます。

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病院内の飲食店では、20.6度!ほっとしました。

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