新しいMacBook12インチのこと（２）

キーボードについては、ストロークが浅くてやや打ちにくい。これは、慣れてくると思っていたのだが、まだ慣れない状況だ。おそらく、キーボードの高さがほぼ皆無なので、手触りでキーの位置が確認できないことが慣れにくい原因だと思う。（手触りで無意識に位置を確認していたことを今更ながら理解しました）

タッチパッドについては、電動でフィードバックがあり、クリック感を出しているのは本当のようだ。電源を切ると無反応になるので、それと比較することで状況が理解できる。これによって、パッドのどの場所でもクリックをすることが可能になった。それにあわせてUIを変更しようとしているようで、今まで行っていたパッド右下、左下でのクリックがなくなってしまった。正確には両クリックに相当するものはあるのだが、どの場所を押してもクリックになるので、ドラッグ操作のUIを今までとは変えようとしているように見える。

このどこでもクリックできることに合わせて変更されたUIに、ウインドウの移動がある。ウインドウを移動する際に、ウインドウのタイトルバーを二本指でドラッグして動かすという操作をMagicTrackpadでやっていたのだが、この操作そのものはMacBook12では廃止されてしまった。MacBook12ではタイトルバーをクリックしてウインドウを移動させれば良く、これは今までと同じ、１本指で出来る操作になっているので、基本的な操作感は大差なく移行できるのだが、今までの操作に慣れてしまっているのでつらいところだ。改造アプリか何かで変更できそうな予感がするが、改造を始めてしまうとキリのない戦いになってくるからなぁ。。

 

一番問題になっていると思われる、USB-Cポートの話だが、これはやはりつらい。特に、今持っているアダプタはUSB-Cを標準USBに変換するものだけ（ヤマダ電機で見つけて購入）なので、USBを使うときはAC電源を抜かないといけない。これはサウンド出力の端子をUSB-Cにしてポート２つの体制にするだけでだいぶ使い勝手がよくなると思うのだが、どうかなぁ。

あと、USB-Cコネクタの抜き差しの件、これもなかなか気を遣うね。上下の向き関係がないのはありがたいのだが、ポートそのものが小さいので、穴にちゃんとはまるように指先でゴソゴソするのに苦労する。もちろん、刺さらないということはないのだが、MacBook12の筐体がアルミで出来ており、USB-Cコネクタの先も金属で出来ているので、これがはまるように、ゴソゴソと動かしながら刺そうとすると、アルミ筐体に傷を付けてしまうのではないかと気を遣ってしまうのだ。まあ、そのうち傷だらけになって、諦めてしまうのだとは思うけれども・・・

USB-Cポートのケーブル着脱には結構力が必要なので、MagSafeに慣れた人はストレスを感じるかもしれない。また、ACアダプタは、ノートPC用として考えるととても小さいが、タブレット、スマホ用として考えると大きくて重たい。

液晶はほぼ期待通りの内容でした。全体的には、こなれれば悪くない機種だと思う。