衣服に残る福島原発事故の痕跡

こちらの記事が気になりまして、うちでも測ってみることにしました。

座間放射能測定室 2011年着用ダウンジャケット http://blogs.yahoo.co.jp/zamasokutei/10416513.html

久しぶりに自作放射能測定器を稼働するときがキタッ!( ≧∀≦) ちなみに測定器は、このようなものです。

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上の段ボール柄のものは(というか、段ボールなのですが笑)鉛の遮蔽体です。鉛むき出しだと扱いにくいので、買ったときに包まれていた段ボールをそのまま使って積み上げています。そして、内側には下記のように、2インチのNaIシンチレータが入っています。

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測ってみるものは、まず、コレ。2011年3~5月くらいまでずっと使っていたユニクロウルトラライトダウンジャケットです。

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当時は、さすがに素肌をさらすのは良くないだろうということで、表面がツルツルしていて体に密着しやすいこのジャケットを毎日着ていました。原発作業員が着ているタイベックスのようなイメージです。

東京の空間放射線量がピークになった2011年3月15日の10:00過ぎに、私は世田谷区駒沢にある都の測定所前を自転車で通過しており、その時に着ていた衣服がまさにコレなのです。自分の衣服の中で最も被曝している代物である確信があるものです。あまりに汚染が酷かったら(ガイガーカウンタが鳴るようなレベルだったら)捨てようと思っていたのですが、幸いにもそこまで酷くなかったので、未だに使っています。

測定では、本当はマリネリ容器に入れないといけないんだけど、まだ使っているからそうもいかないので、上から、こういう感じに突っ込みました。なので、測定値は参考までということで・・・

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結果は、、、

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ばっちりキターー (;_;)

Cs-137: 148 Bq/kg Cs-134: 61 Bq/kg

※注:マリネリ容器不使用のため、数値は参考値です。

まあ、そうでしょうね。あの環境下で、喰らっていないことなんてあり得ませんから。(@_@;)

そして、続いて測ったものは昨年の冬に買った同じくユニクロのウルトラライトジャケットのフードが付いているものです。収納用ケースに入れているので、見た目は全く同じかもしれませんが、微妙に色違いで頭までかぶることができるものです・・・ (注:このジャケットは特に寒い場合、寒冷地への旅行などで使っているため、使用頻度はそれほど高くないです)

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同じように、マリネリ容器を使わずに、上から押し込んで測定器に入れます。。

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結果は・・・・

不検出!( ≧∀≦)

Cs-137: ND (<6.18) Cs-134: ND (<5.15)

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ですが、ちょっとくらいはありそうな雰囲気?正直、このレベルのものを追い込んで測定するのはかなり大変で、延々と時間をかけて検出限界1Bq/kg未満となることが多いのですが、数ベクレルくらいは検出される可能性も否定できません。まあ、東京に住んでいれば今だとこんなもんということでしょうか。

いずれにしても、2011年ものは148と61も出ているのに、2012年ものは出てもせいぜい4とか2なので、大違いですね。今だと屋内はそこそこ掃除が行き届いていればOKで、その辺に落ちている土の方がよっぽど汚染されているという状況とも言えそうです。

さて、今後はどうなってしまうのでしょうか。。